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30代の運転免許取得!基本的にはみんな「おひとりさま」なので心配は御無用!

こんにちは。クラシバライターの森内です。

森内 芳枝
アーティスト

「Yhosie Moriuchi」として、犬を中心としたさまざまな動物と自分が暮らす理想の世界を描いている仙台出身の画家・アーティスト。仙台周辺のおすすめスポットやグルメなどを中心に紹介。

宮城県仙台市へ移住してきて早3ヶ月。

これまで「運転免許は持っておいたほうがいいよ。身分証明書としても使えるよ。ドライブ、楽しいよ。いざという時の移動はどうするの?車があると便利だよ。」と、さまざまな助言をもらい続けていたにも関わらず「東京に住んでいれば必要ないし」と拒み続けた運転免許。

そんな私が地方移住をきっかけに、重い腰をあげ運転免許取得に踏み切りました。

教習所に通った感想を一言でいうと「勉強楽しい」でした。

30代で免許取得に悩んでいるかた、不安があるかたは是非参考にしてみてください。

運転免許は30代女性の90%が持っている当たり前の資格だった。

内閣府が公開している「運転免許保有者数及び運転免許試験の実施状」を参考にすると、平成29年の運転免許保有者数は約8,226万人とのことで、運転免許の保有率は74% 。

注目すべきは30代の運転免許保有率は男性で95%、女性で91%と、もはや運転免許はもっていて当たりまえの保有者数。

え、、私って少数派だったんだなぁ・・・」というのが正直な感想です。

これまで免許と無縁の生活をしていた私は

  • 同期のこの子は運転免許を持っているのか、持っていないのか。
  • 職場の先輩は運転免許を持っているのか、持っていないのか。
  • 地元の友だちは運転免許を持っているのか、持っていないのか。

そんなことを気にして生活をしたことはありませんでしたが、これを機会に知人への周辺調査をしてみると、東京生まれ東京育ちのあの人も、 プレゼンが超苦手なあの人も。ほわんほわんとしたオーラをまとうあの子も「持っているよ。いま練習できるシュミレーションマシンもあるんだよね」と。ほとんどの人が20代前半に運転免許を取得をしていました。

このブログは何かしらの事情があり30代まで運転免許取得をしていなかったけど、事情が変わり教習所への通学に踏み切る少数派10%の人の向けた内容です。

少しでも免許取得に勇気を持っていただければと思います・・!

社会人の教習所通学は5月〜9月の時期がおすすめ 通学期間と時期について

さて、話を戻すと私が教習所に通った時期は8月、9月の夏の時期でした。

週3日〜4日、2時間の学科受講と2時間の実技実習(運転)を繰り返し、第1段階(仮免取得)を1ヶ月、第2段階(本免取得)を1ヶ月の合計2ヶ月間が教習所の通学期間でした。

お盆で教習所は長期休暇に入ったり、土日はほぼ予約が取れないという状況でしたが、 教官から

10月になると高校生の免許取得が解禁になって勢いのいい高校生がなだれ込むから、9月中に卒業したほうがいいよ〜。
1月〜3月は春休みで一番の繁忙期だよ〜。

と助言をいただいていたので、連続で予約がとれない日も時間をファミレスで潰しながら計画通り9月中に運転免許を取得できました。本当に良かったです。

教官からは社会人の教習所通学は5月〜9月の時期がおすすめと教えてもらいました。

10月〜3月は卒業を控えた高校3年生が多く、7〜9月は夏休みの大学生が多いとのことなので、私が通っていた8月・9月は想定通りまわりは大学生ばかりでした。

応急処置の実習も、修了検定のペアも危険予測のペア運転も高速実習のペア運転も大学生と一緒になり、非常に新鮮な感じ。

なるべく学生さん(高校生)が少ない時期で通いたいというかたは、5月〜9月がおすすめです!

指定自動車教習所を選ぶと修了検定が楽!教習所の種類について

自動車教習所には、公認自動車学校と非公認自動車学校の2種類があります。

違いは公安委員会の指定を受けている自動車教習所と、公安委員会へ届け出はしているが指定を受けていない教習所です。

公安委員会公認の自動車教習所は「指定自動車教習所」とも言われています。

私が通学したのは、指定自動車教習所なのですが、指定自動車教習所で教習を受けると、卒業検定の技能試験を教習所内と練習で慣れた路上でできるという特徴があります。

非公認自動車学校だと仮免や本免を取得する実技試験を試験センターで受けることになります。初めての道路で試験という緊張を抱えながら規則を守り運転をするハードルがあるので、指定自動車教習所での卒検合格率が80%前後なのに比べ、試験センターだと60%前後にグッと下がるという数字が出ています。

なので、免許を取る多くの人がこの指定自動車教習所を利用しているそうです。

実際に、練習で頻繁に使う車、頻繁に通った道路、顔見知りの教官という慣れた環境で試験を受けることができたので緊張はしたものの、おかげさまで1発で合格することができました。

教習所を選ぶ際の参考にしてください。

ポイント!
「指定自動車教習所」だと実技試験が慣れた道なので、合格率が高い!

運転練習初日!初めて自分で出す30キロが怖すぎて震える。

教官とペアになって自動車を運転する実技授業の初日は、正しい乗車の仕方を習い教習所内を走ってみるという授業です。

教習原簿というものがあって私の年齢を含めたプロフィ―ルや入学手続きの際に行う適正検査の結果と教習工程が書いてある進捗表みたいなものがあるのですが、それを教官が確認すると「初めての免許ですか?前に持っていました?」と言われ、年齢的に初めての免許取得が少数派なのを改めて実感しました。

いざ練習が始まると、助手席に乗っていたときは意識したこともなかったエンジンのかけ方、サイドミラーの合わせ方、サイドブレーキの役割など覚えることが多く新鮮なことばかりでした。そしていざ自分で出す30キロは本当に本当に怖い!

手に汗握り、「緊張しますーー!!」と言いながらトロリトロリと運転し、1日目が終了。

「ハンドルを見ないで先を見て。」「カーブのときは速度を落として、カーブ前でブレーキを踏んで」「ブレーキの余波で曲がって」「内輪差意識して」など。いま思うと初歩的なことばかりですがパンクしそうになって帰宅したのを覚えています。

そして教官との相性なんて無いんだぁ。とも実感しました。指導方法や言い方は違えど教官全員に共通することは「交通安全」のための心構えだということさえ頭にあれば、多少の指導方法の違いは個性と思っておおめに受け止めることができました。これが30代かぁ。(笑)

経験値がある30代だから染みる?交通安全のための学科教習について

学科教習とは約50分間、交通ルールについて知識を深める講義授業です。

1つずつ知識を増やす「ハンコ制度」なので、コンプリートするゲーム感があります。

学科の内容について

教官が免許の種類について、車の設備について、交差点の注意について、貨物の範囲について、よく起こる事故の想定についてなど科目に添って事故体験の動画や新聞記事、グラフなどを用いながら授業が進むので、受講をすることが大切で基本は聞いていればOKです(笑)。

学科の時間について

第一段階で10科目(10時間)、第2段階で16科目(16時間)の講義授業が用意されているので予定表を見て時間を合わせて受講します。

社会人が受講しやすいように土日や夜に集中していることが多く、人数は10名〜20名程度で受講します。平日昼間に受講したときは私1名のときもありました。

授業の雰囲気について

携帯禁止、飲食禁止、居眠り禁止というまさに学校らしい状態で授業を聞きます。

お友達で来ている人もいますが私語厳禁でしたし、ほとんどの人がひとり。30代だということなんて気にする必要ありません。寂しい感じなんて全然ありませんでした。

そして交通事故は日本全国で毎日約1200件起こっているとのことで2017年に全国で起きた交通事故は47万2165件です。1時間に50件、1分に8件、の交通事故が起きています。

最近はニュースであおり運転や、高齢者の運転ミスがとりあげられることが多いですが、それは氷山の一角で、いまこの瞬間もどこかで交通事故が起きている・・・と思うと、

「私みたいなものが免許をとっていいのだろうか。免許をとったら安全運転をこころがけなきゃ」と改めて思わせてもらえ、更に運転においての精神的な心構えや判断基準をしっかり学べます。学科はとっても大切!

みんなで協力する学科授業ある

学科も後半になるとセット教習なるものが出てくるのですが、その1つに「応急救護措置」というものがあります。

一言で言えば、負傷者のいる交通事故現場に遭遇したとき、スムーズに人命救助ができるようになるための教習です。

事故現場に遭遇したとき、「どうやって対応すればいいのか」を知っておくことは人命に関わってくるのでとても大切な授業ですね。

具体的には、

  • 応急救護措置をする重要性に関するDVDを見る
  • 冊子を使って、応急救護措置の基礎知識を学ぶ
  • AEDの使い方を学ぶ
  • 人形を使って、心臓マッサージと人工呼吸の練習をする

これを3人1組になって「救急車を呼んでください!」「あなたはAEDを用意してください!」と声をだして練習します。

「なんかすごい年上の人、真剣にやってるよ(笑)うける(笑)」みたいなノリだったらどうしよう・・。心が凍るわ・・・と心配していましたが、

私がペアになった人は教習所では貴重な30代女性(しかも同い年で東京からのUターン者)奇跡の遭遇!嬉しい!あと1名は近くの大学に通学する可愛らしい女性で、和やかに、真剣に練習をすすめることができました。

教官の事故事例の前説が真剣だったのでその効果もあり他のかたも真面目に取り組んでいて、交通安全と命の大切さについて改めて考えさせられる3時間になりました。

仮免許取得のための修了検定について

路上での運転練習も15時間を超え、効果測定・みきわめも終了し、いよいよ仮免許取得のための修了検定の日になりました。ここまでで約1ヶ月です。

車を初めて自分で動かしてから1ヶ月。修了検定に合格すると教習所内での練習から路上での練習にステップアップできます。

実は教習所では、本免許取得できる卒業検定より、仮免許取得ができる修了検定のが難易度が高いと言われています。

それは単純に、路上での運転練習を始めそこそこ運転できる自信をもてた人がチャレンジする卒業検定より、運転を初めたばかりの初心者が受ける修了検定のほうが知識も経験も少ない状態で、かつこれから路上での練習も開始するので、試験管も慎重に技術を見極める必要があるからです。

教習所内であれば事故を起こさない限り、失敗はいくらでもできます!実際に教官も「教習コースでは失敗してもいいから、不安な箇所はたくさん練習をしたほうがいい。」と言ってくれていました。

路上に出るとまわりの運転者や歩行者や標識、表示など判断することが一気に増え、それこそ失敗は許されません。

そんな修了検定に備えての心構えはこの2つです。

  • 運転練習は自宅ではできないのでYoutubeの運転教習動画などでイメトレすると◎!
  • 学科の試験問題はとにかく数をこなすこと。引っ掛け問題の基本は国語。

運転の練習は教習所内でしかできないので、前日に復習したくてもできないこともあります。

Youtubeにあがっている乗車の措置の手順などを繰り返しみてイメトレをしていました。

学科の試験問題については、笑ってしまうくらい意地悪な問題がでてきますが、基本は国語の問題だなぁといった感じです。問題集で間違えた箇所は検索して納得できる理由つきで覚えました。

(私は積量系が苦手だったのでゴロあわせをして覚えていました。)

仮免取得は運転の基本!乗車時の安全確認や合図などを忘れずに。

仮免許取得のポイントや減点項目などは他に詳しく紹介をしているサイトがたくさんあるのでこのブログでは試験当日のスケジュールと心構えについてお伝えします。

当日のスケジュールはこんな感じでした。

  • 集合:8時30分
  • 開始&説明:9時〜10時
  • 技術試験開始:10時〜12時
  • 技術試験合否発表 →合格した人が学科の試験に進みます。
  • 学科試験:12時30分〜13時30分
  • 学科試験合否発表
  • 原付教習:13時30分〜14時

6名で試験を受けて約5時間かかりました。お昼を挟みますが、基本教習所の中から出ることはできないのでその場でかんたんに食べられるパンなどを買っていくのがおすすめです。

試験は教習所施設内のコースを20分位運転して行いました。教官の他に1名の教習生が後部座席に同乗し、順番で試験を受けることになります。

こちらも一回りくらい年下の女性と一緒でした。お互いめちゃくちゃ緊張しているので年齢とか関係ない感じでした。

修了試験は1発合格!6名で授業していましたが、なんと6名全員が合格!一瞬ですが、教室内が「わっ!よかった!」という安堵と歓喜の空気に包まれ、良い日でした。


個人的な感想ですが、教習所のコース内には他の車があまり走ってなく歩行者もいませんし、違法駐車車両もないうえに、猛スピードで煽ってくる車もありませんが・・・「安全確認と目視は大袈裟なくらいする!」ことが大事!

このことを胸に、免許とってから返納するまでカーライフを楽しみたいと思います。

後日の記事で路上実習から卒業検定、試験センターでの1日までをお伝えしたいます。